10年前の自分との約束 『起業までの道のり』 第7話〜出口の見えないトンネル〜 episode.1

第7話 〜出口の見えない〜

当時、だめだめリーダーから早く脱却したいと思い、バンドリーダー、音楽イベントの統括リーダー、会社関係のリーダーなど、同時に3つのリーダーを掛け持ちしていまた。

そして、あの悲劇が起こりました。

当時の仕事が現場から営業へ部署移動による環境の変化や失恋、それと同時にリーダーを掛け持ちしたせいで、見事に自分のキャパを超えてしまい、思考回路が停止!不眠症、記憶力、判断力の低下、過食症、そして全ての物事をネガティヴに捉えてしまう完全無気力な状態になってしまいました。

何もしたくない!何をしても楽しくない!放心状態!心そこにあらずの抜け殻佐久間になってしまいました。

初めて心療内科に行き、”うつ病” と診断され、入院を強く勧めれましたが、ここで入院したら、社会復帰が難しくなると思い、最後の力を振り絞って「入院はしません」とお断り。

出口の見えない真っ暗闇のトンネルの中に迷い込んでしまい、もう一生ここから出られる日は来ないのだと、本気の本気で思う日々でした。

会社を何日も休む日々が続き、そんな時に多くの人が僕を支え救ってくれました。

☆僕を窮地から救ってくれた4人の恩人☆

★一人目 人生で一番尊敬する 父

人に会う事が極度に怖くなり、会社に行けない日々が続き、もう職場復帰するのは不可能だろうと思い「会社を辞めたい」と父に相談。

わかった!「俺が会社に行って辞める手続きをして来る」と言う父。

そこで「はっ」とする!

24歳の大の大人が、自分で会社を辞める事すらも上司に直接会って告げられないような自分はダメ人間だ!親に甘え過ぎだ!父の顔に泥を塗りたくないと思い、もう少し頑張ってみようと決心する!

★二人目 産みの母

20代の頃は人のせいする傾向が強かった自分は、こうなってしまったのは俺を産んだ母のせいだと、本当に酷い暴言を吐いていました。そしてもう消えてしまいたいと思った時、全力で我が子を守る母の寛大さに触れ、母の愛の深さを、ただただ感じ、もう絶対に心配はかけたくない、頑張ろうと決心する!

★3人目 会社の直属の先輩

先輩が休みがちな、自分を心配してくれて夜飲みに誘ってくれました。当時の自分は何を質問されても、返答出来ないくらい、思考回路が停止していました。そんな中、先輩は3時間くらい、ずっとずっと励ましてくれました。内容はあまり頭に入ってきませんでしたが、心の底から、僕を心配してくれている事は伝わってきました。

そして、先輩がある提案をしてくれました「人目が気になるのなら、みんなが帰った、夜19時から出社してみてはどうだ?」と言われ、それなら会社へ行けそうだと思い、徐々に職場復帰し半年後には、以前のように仕事が出来る日々を取り戻す事が出来ました。

★4人目 会話不要の実の兄

実のところ、佐久間兄弟は妹とは仲が良いのは有名ですが、逆に兄との不仲説が囁かれていました。

一緒に居ても、まず会話がありません。たまにする会話は「車の調子はどうだ?」「まあまあだ」くらいです。

仲が悪い訳ではなく、なんだか照れくさいのです。深いラインでは強い絆があると思います。

そんな兄は、家族会議の中で究極の事態の時に登場するストッパー役です。

父も母も最後の頼みの綱は兄貴だと言い、一人暮らしをしている兄のアパートへ父、母、俺、妹で押しかけ、相談しに行った時の兄貴の一言

「人生適当に生きろ」でした。

多くは語りませんでしたが、僕にとっては、この言葉は衝撃的でした。

自分は周りからよく思われたいと思い、ずっと人目を気にして生きてきました。枠から外れる生き方が出来ず、常に全力投球。クソ真面目に生きてきました。

そんな中「適当に生きろ」って言われて、凄く楽に生きられるようになりました。

時には枠から外れた生き方をしてもいいんだー。それからハメを外したり、やる時はやる!力を抜く時は抜くのメリハリをつけて生きられるようになりました。

この”うつ”の貴重経験から、多くの事を学び、自分らしく生きられるようになりました。この経験があったからそこ、今の自分がいます。

この頃から、同じように、”うつ” で苦しんでいる方々の力になりたいと、思い始めるのである。

〜次回へつづく〜